INTERVIEW

製作職
Craft

Yusuke Kai
- 2013年入社
- 所属:第1製作部第1施工課
甲斐 祐介 Yusuke Kai

挑戦的な案件も、
安心して任せられる
製作担当へ。
- つくり手から、
さらに“製作を管理する立場”へ。 私の仕事は、図面を実際の空間にするために、細かい仕様や素材のやり取りをし、実際の現場設営では、大工さんや職人さんと共に場づくりの進行・管理をしていく役目にあたります。
当初は木工製作の希望で入社し、1・2年目は木工場で基礎知識を叩き込まれました。3年目から造作全体の土台作りに欠かせない部材・システム製品をメインに取り扱う所属へ異動し、製作担当者としての基礎を学びました。そこで3年キャリアを積み、現在は木工をメインとする第一施工課で、製作担当者として、より複雑な木工造作の段取り業務を行っています。
経験も長くなり、大規模ブースに携わる機会も多くなりました。規模が大きくなるほどに関係者が増え、ゆえに弊社だけの都合だけでなく、クライアントがリハーサルを実施したり、持ち込み展示物があったりなど、様々な制約が発生します。更に現場で形になっていく過程で、クライアントの中でイメージと少し違う、という話が出てくることもあり、そのリクエストに現場で応えていくことが必要になります。ここにどれだけ余裕と柔軟性を持って対応できるかという部分が、弊社の「製販一体」という強みが試されている点であると感じます。上がってくるリクエストに対して「こんな方法ができます!」と、提案できるレパートリーを増やしていくことが目標です。
- 造作のことだけではない、
仕事の“質”へのこだわり。 1年目から現場に行き始めて、小規模な案件から現場の施工管理というものをやらせてもらいました。1・2年目の時は自分の力で納められたことが喜びだったのですが、規模が大きくなっていくと“質”へのこだわりが出てきました。
“質”というのは造作における質のことだけではなく、建て込みをしていく中で現場のパートナーである大工さんや職人さんたちとどれだけ良い仕事ができたか、どれだけ効率的に動いてもらうことができたか、そのために的確な指示が出せたかといった点にやりがいを感じるようになりました。施工現場においてパートナーさんたちの力量やチームワークを的確に捉えて調整していくことの大切さは特に身に染みて感じた部分です。今は更にその先で、クライアントや営業担当者にいかに満足をしてもらえる対応ができるかが目指すところであると思っています。ここにおいては満点が無いところですので、ずっと追及し続けたいですね。
- 安心して任せられる製作担当に。
現在主に展示会案件を担当していますが、2020年オリンピックによって屋外イベントや条件がこれまでに無かったものや、今まであまり経験してこなかったような案件が増えてきています。ですので、近い未来では、スキルアップの必要性を強く感じています。もっと大きい未来では、業界がこれからどう変わっていくのか、とても変化のスピードが速いので見通しきれませんが、その変化に柔軟に対応していくことも重要であると考えています。これまで築いてきたものも大切にしつつ、それに固執せずに変化・対応していきたい。これからは、営業担当者が受注してきた挑戦的な案件でも、「甲斐ならやってくれる。」と安心して任せてもらえる製作担当になりたいですね。